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危険がいっぱい!〜最終章〜(改訂版)

『緊急速報!!』

と、件名に書かれていたTomoko さんからのメールをドキドキしながら読むと....

「今日のレッスンが始まってすぐに、I英会話スクールの人が来て、『J 講師は重大な社内規約違反があったため、解雇になりました。』と説明がありましたー!」

私は目を疑った!!

ナ、ナ、ナント!

J がクビになったのだ〜〜〜!(@_@)

Tomoko さんからのメールでは、理由は詳しくわからなかった....

説明した人はあのマネージャーのよう....

「Why? Why? Why?」

何となく、想像はできたけれど、私も被害者である以上は理由を知りたかったし、知る権利があった。

............

その数日後に、I英会話スクール主催の大通公園のビアガーデンでの交流会があって、たまたま仕事がオフになったので、今まで一度も行事に参加したことがなかったけれど、ルンルン気分で参加した(^o^)

その年は異常なくらい暑い夏で、いろんな意味でビールがサイコーにおいしかった!(^○^)

周りは初対面の生徒さんばかりだったけど、すぐ打ち解けて、お互いに自己紹介と自分の講師の名前を言うと、たちまちJ の話題になった....

話が盛り上がり、何人もの生徒の証言をまとめると、こういうことらしい....

J はI英会話スクール、H新聞社カルチャースクールの他に、H大学、H商科大学に派遣されて臨時講師をしていたのだけれど、あちこちで女子生徒に声をかけて誘ったり、ストーカー行為を繰返していて、生徒から大学にクレームがあり、あまりのひどさに同僚の外国人講師からもI英会話スクールに苦情の申し立てがあって、今回の解雇になったらしい....

実際、目の前に被害にあったと言う、20代の女の子Mayumi(仮名)が座っていて、セクハラの実情を話してくれた....

J はMayumi が教室から出てくるのを待ち伏せしたり、バーに誘ってはベタベタとしてきたらしい(-_-;)

私も簡単に、被害に遭った話をかいつまんですると、隣にいた男性が、

「理恵さんもセクハラ被害に遭って、大変でしたね〜」

と、同情してくれたが、

「私の場合は単なる金づるだったのよ〜〜O(>o<)O」

その男性は、

「そんなことないですよ〜(^o^;)」

と、言ってくれたけれど、実際、被害に遭った女の子は10代、20代ばっかりだった....(-_-;)ま〜、どうでもいいけどサ

しばらく話が盛り上がり、Mayumiが、ローソンに買い物に行くと言って席を立ち、しばらくして戻ってきて、

「今、ローソンでJ にばったり会いました〜(@_@)びっくりです〜!」

と言うので、J の様子を聞くと、

「Hi, Mayumi!How are you doing?」

と、何もなかったかのように上機嫌だったらしい....(-_-;)どーにもならんやっちゃ


4カ月にわたって繰り広げたJ との闘いは、ついについに終止符が打たれた....

前にMさんが言っていた通り、J は「よりによってお前さんに声をかけた不運なガイジン」になってしまったのだった....(^o^;)

................

その後、私はMatt のクラスも退会してスクールを辞め、プライベートレッスンを希望していたら、店のお客様の紹介でいい縁があって、ちょうど1年前からニュージーランダーのNic と言うNice guy にレッスンを受けている....

Nic と初めて会ったとき、J の話になって、J は北海道を離れて本州のどこかに行ったと聞いた....(^o^;)

ナント!Nic とJ は同じドミトリーに住んでいたらしいのだ〜(@_@)

....その後、最近になって、J はまた札幌に舞い戻ってきて、やっぱりNic と同じドミトリーに住んで「相変わらず」の様子でいるらしい....(-_-;)

実は、私も、すすきのでばったりアイツに出くわしたりする....(>_<)もう何度も!(向こうは気付いてないけれど)

でも、Nic いわく、

「J のおかげでリエはグループレッスンを辞めて、僕と言うGood teacher に会って英会話のレベルもあがったし、彼は人間として悪い見本を見せてくれた、言わばJ はリエのSpiritual teacherだよ!」

と、彼特有のユーモアを交えて言っていた....

確かに、私は一時期ガイジン恐怖症に陥って、英会話も辞めてしまおうか....とも思ったけれど、Nic のおかげでそんな気持ちも払拭された....

................

本当に世の中は危険がいっぱい!

今回、私の場合は実害がほとんどなかったけれど、実際に、だまされた被害額が何百万、何千万円!何て言う話も法律事務所にいた時代からいやと言うほど聞いている(-_-;)

残念ながら、基本的に自分の身は自分で守らなくてはならないと思うのです....

私も万が一、J の保証人になんてなっていたら....と思うと、背筋がゾッとします(-_-;)

実は、私の母も最近、ある保険会社からうまいこと言いくるめられ、高額な保険に入らされそうになったそう(>_<)
(私が気づいて、未然に防いだけれど(--;))

こう言うことは決して他人事ではないのです....

そう、皆さんのすぐまわりにも....

どうか、

「自分だけは大丈夫!」

と言う思い込みは捨てて....(^o^;)ま~、人のことは決して言えませんが~


とにもかくにも....


Be careful!!


Conscience is the inner voice which warns us that someone may be looking.
(良心とは、私たちに、誰かが見ているよと教えてくれている内なる声である)
By H.L.Mencken

The end
by ururu1123 | 2011-12-05 17:33