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続々々.有事に備えて

私が歌を歌い始めた頃、演歌の世界はまだCDが広まっていなく、歌の仕事で音源を持っていくときはもっぱらカセットテープと言うのどかな時代でした(^_^;)


先輩の歌い手さんの前歌や忘年会のアトラクション、イベントなどで、歌を人前で歌うようになっていったのですが....

ある日のこと....

歌の師匠と割烹へ行き、宴会が始まる前に音あわせをさせてもらおうと音響を確認に広間に行ったところ、

「いや〜、カラオケの機械はあるんだけどね、カセットテープとか使えるデッキが付いてないから、悪いんだけどこれで歌って貰えるかい?(^o^;)」

と、宴会の幹事さんが言うので、固まっている師匠の後ろから覗くと....

ナ、ナ、ナント!

30cmくらいのポータブルカセットデッキだったのです(@_@).。o○

「まぁ、それしかないんだから仕方ないね…(-_-;)」

と、心の中で思いながら、駆け出しの私は文句も言わずその音響?のカセットデッキ(ラジカセ)のすぐそばで歌って(また、これが回転速くて、半音くらいキーが高くなり閉口しました(>_<))、何とか本番の30分終えて帰ろうとすると、幹事さんや30人くらいいたお客さんの何人かの方から、

「他の人なら『こんな機械じゃ歌えない!』とか文句を言うのに、あんたは偉いな〜(^o^)」

と、妙な誉められかたをしましたf(^^;

ってか、今なら絶〜〜〜〜〜対!そんなんで歌わんよ〜、いくらなんでもっo(>o<#)o

とにかく、思い起こせば、音響には辛い思い出ばかり....(-_-;)泣かされたな~

ノーエコーは当たり前....

歌い始めると、スピーカーがバリバリ音が割れたり、電圧の関係か曲が途切れ途切れになったり、テープの回転がすごく速かったり、逆に遅かったり....

それだけ、どこのイベントも手作りでお金がないのでしょう....

最初の頃は、いい音響で歌った試しがない(ToT)

そのうち、たまにとってもいい音響(エコーもちゃんと入る音響)で歌う時、どうも響き過ぎて、返ってないほうがいいですからあんまり入れないでくださいなどと、師匠が言うようになりました....(^o^;)

時はたち…

そのうち、音源もカセットテープからCD、MDを使うようになっていきました。


私が初めてMDと言うものを使うことになったのは、札幌に帰って来て、ひょんなことからコミュニティFMのDJを週に1回することになった時からでした。

その1年くらい前に、音楽を通じて知り合った方がPCのエンジニアで、別のコミュニティFMのDJを前からされていたので、いろんなことをアドバイスしてくださったのでした。

私がDJをする初日に、番組でいろいろかけたい曲を1枚のMDにまとめて入れて来てくださったのですが、その時に、

「ラジオ局だから大丈夫だとは思うけど、機械が古いものだったら録音モードがSPモードしか使えず、LPモード録音のものは音が出ない可能性もあるから気をつけてね。」

と、言われたので、そのMDの他にも予備で自分が持っているCDをいろいろ持って行ったのでした....

そして、本番が始まり、MDをかけてみると…なんと!やはりMDのLP録音の音源は音が出なかったのでありました!(@_@).。o○

そのエンジニアのYさんのアドバイスのおかげで私はDJ初日からつまづくことなく、無事にやり遂げることができたのでした…(^o^;)アブナイー


to be continued ....
by ururu1123 | 2013-01-09 20:18