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続々々.チップ

11日からの続きですが…

10月のある日、常連のお客様に寿司折をいただいた私は、いそいそと駐車場に向かいました(o^^o)

すると…

な、な、な、なんと!

愛車ピンクのFitちゃんのエンジンがかかっていて、駐車場の出口近辺にとまっているではありませんかーーΣ(゚д゚lll)

私は、真冬になれば、駐車場に着く前に電話をかけて、(暖気運転のために)「エンジンをかけておいてください〜」とお兄さんにお願いすることはありますが、その日はまだ10月で、その必要もなかったので…

車のエンジンがかかっていて、めちゃめちゃビックリしました!

「えー?なして?
なして、車がここに?
なして、エンジンかかってるのー?Σ(゚д゚lll)」

私は慌てて茶髪のお兄さんに聞きました…

ずいぶん前からエンジンがかかっていたのかと、ほんの少し怒り気味だったかも知れません…

普段から口数の少ないお兄さんは、ボソボソと聞き取りにくい小さな声で…

「あ、いえ…
たまたま、事務所の窓から横断歩道を渡って来るのが見えたので…」

私はビックリして、

「あー、そうか、ありがと、ごめんねー(^◇^;)」

と言って駐車券を渡し、車に乗ろうとして、ほんの少し考えました…

何度も言いますが、死ぬ間際に食べたい食べ物は「お寿司」…

私は仕事中も、帰ってお寿司を食べるのを楽しみにしていたのです…

私のお腹が空腹で「グ〜〜」と鳴りましたが…

思い切って!

「兄さん、寿司食いねぇ!
蝦夷っこだってねー☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆」

なんてこたぁ言いませんでしたが…(;^_^A

「お兄さん、お寿司食べられる?
これ、いただきものだけど、良かったら…」

と、お寿司の入った紙袋を差し出すと…

普段おとなしい〜〜茶髪のお兄さんは、

「あ…ありがとうございます…」

と、小さな声で返事をして、それはそれは嬉しそうに笑顔で紙袋を受け取りました…

大好物のお寿司を食べそこなった私でしたが、

「このお寿司をお兄さんにあげれば良かったな…」

と、後悔しながら食べるよりずっといいと、

「いつもいい仕事してくれてるから、たまにはね(;^_^A」

と、グーグー鳴るお腹に言い聞かせ、暖気運転で温まった愛車ピンクFitで家路についた私でした…

The end.

余談ですが…

次の日の夜中、駐車場に行くと…

茶髪のお兄さんは、

「あ…昨日は…ありがとうございました…」

と、小さな声でお礼を言ってくれました…(;^_^A


by ururu1123 | 2014-11-15 11:30