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続々々.二・二六事件

1936.2.26午前未明…

その日の東京は雪が降っていた…

陸軍青年将校率いる1400人余りの軍隊に取り囲まれた首相官邸…

騒ぎを聞きつけた義理の弟で秘書兼護衛の松尾伝蔵と護衛の警察官が、首相岡田啓介の寝室から岡田と共に抜け出し、浴室に隠れていた…

そのすぐ後に寝室にたどり着いた青年将校達は、布団が温かいことから、まだ近くに岡田がいるはず❗️と、官邸をくまなく探すように指示。

浴室に隠れていた3人だったが、護衛の警察官が出て行き、軍隊と撃ち合いになるも、拳銃と機関銃では勝負にならず、敢え無く殉死…

見つかるのは時間の問題…

と、義理の弟の松尾が次に浴室から出て行った‼️

青年将校の前に走り出た松尾は庭に引き出され、問われた。

「貴様、岡田か⁉️」

信じられないことに…

この頃はまだテレビなどが普及していなかった上に、新聞の写真も不鮮明だったために、多くの国民が政治家の顔がよくわからなかったのだそう‼️Σ(゚д゚lll)

青年将校までもが、容貌が似通っていた岡田と松尾の区別がついていなかったのだとか…(^◇^;)アンビリーバボ

貴様、岡田か⁉️と問われた義理の弟の松尾は

「いかにも‼️」

と答えると、その場で銃撃を受け殉死…

浴室に隠れていた岡田首相は、浴室から出て行くと、廊下でばったり2人の女中に会い、女中部屋に隠れたのであった❗️Σ(゚д゚lll)

その頃、別棟の官舎に幽閉されていた秘書の福田耕は、イライラしながら岡田の身を案じていたが、岡田首相が撃たれたと知らされると、崩れ落ちて涙したそう…

秘書の福田耕と、同じく秘書の迫水久常が焼香のために官邸の一室に案内され、安置されている遺体を見て、ビックリ仰天‼️Σ(゚д゚lll)

こ、これは、岡田総理ではなく、秘書の松尾ではないか⁉️Σ(゚д゚lll)

焼香のあと、女中部屋に女中がいると聞かされ、見張りのいる女中部屋に案内された2人は、押入れの前で怯えていた2人の女中に声をかけた。

「身体は無事かい?」

すると、1人の女中が答えた…

「はい、お身体は無事でございます。」

女中のおかしな返事に、福田と迫水は悟った❗️

この押入れの中に岡田総理が隠れているのだ‼️

と…


to be continued…




by ururu1123 | 2016-03-01 10:00