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続々々.アメリカのチップ事情

私は、あーんぐりと口を開けて、2人のやり取りを見ていました…

すると…

女優さんのような、金髪ロングヘアーでナイスバデーなレコ(彼女)とおぼしき若い女性がやって来て…

なにやら甲高い声でまくし立てているΣ(゚д゚lll)

きっと、早くしないとフライトに遅れる、とか何とか言ってるのかも知れない…(^◇^;)

彼氏はまだ浮かない顔をして、彼女をたしなめている…

これが日本だったら…

落とし主は、満面の笑みでタクシーの運転手さんと、見つけてくれた後部座席のお客さんに何度も何度も礼を言い、礼金など払わずにサッサと終了してしまうでしょう…

日本人は「いいことをした(^o^)」と言う満足感だけで、その日一日気持ち良く過ごせるものなのです…

ところが、

アメリカでは全くもって様子が違った…

全てが淡々とクールに行われ、30$のチップ支払いが済むと、あっさりとタクシーは発進した❗️

幹線道路に出て、運転が安定すると、タイソンが振り返り…

「Thank you, guys.」

と、しゃがれたテノールの声でニコリともせずに言ったので、私は顔を引きつらせながら、

「S,S, S,Sure…(^◇^;)」
(なんもさ)

と、返事をしましたが…

タクシーに乗ってから、30分近い時間が経過していた…

旅行者にとっては貴重な30分である❗️

この時、

「チップは折半とちゃう?」

と、悪魔の心がムクムクと沸き起こってきたのでありました…(^◇^;)

でも…

ニューヨークのイエローキャブの中で、ガタイのいい運転手に英語でチップの半分を要求できる日本人がもしいるとしたら、私は地面に顔が付くくらい最敬礼してもいい。

そんなことを考えているうちに…

マンハッタンに近づいてきた❗️

エンパイアステイトビルやロックフェラーセンターなどの高層ビル群が見えて来ると、お金のことなど吹っ飛んで行った…

これから4日間の夢のようなニューヨーク観光のことだけを考えていました(≧∇≦)

渋滞の中をタクシーはノロノロと走り、やっと○○ホテルに到着した時…

私はまた現実に戻り、タクシー料金が心配になりドキドキしだした…

私はとりあえず、60$を握りしめ、カバンをトランクから下ろしてくれているタイソンに尋ねました…

「How much?」


to be continued…



by ururu1123 | 2016-07-19 11:00