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続々々.Mさん

9月もずっと異常な暑さが続いていた去年の長い夏もようやく終わりを告げ、10月の声を聞いた頃....

Mさんは奇跡的に意識を回復し、ICUから個室に移ったのでした!

息子さんから連絡を受け、飛んで行くと、Mさんは私を一目見て、一瞬ビックリした表情をしましたが、すぐいつものように穏やかな笑顔を見せました。

長く人工呼吸器をつけていたためか、声もかすれて、なかなか話しづらいようでしたが、少しずつ、救急車を呼んだ夜のこと、意識がない時に不思議な夢を見ていたことなどをいつものように冗談を交えて話してくれたのでした。

とにかく、暫くはゆっくりして、リハビリを始めて、時間をかけて元の生活に戻れるようにしたいと話すMさんを見て、私は涙まじりにうんうんと頷いて聞いていました。

............

それから10日程がたち、個室から大部屋に移ったと、息子さんから連絡があってからすぐ....

息子さんからメールがあり....

『11月9日〜11日の3日間に、地方で営業の仕事を頼みたいので、あけて欲しいとの父からの伝言です。』


私は、そのときは店を3つ掛け持ちして毎晩歌いに出ていたので、ビックリ仰天して、また病院に飛んで行ったのでした!

何でも、赤平市にある老舗のキャバレーの50周年記念の3日間の祝賀パーティに歌を入れたいと、依頼があったとのこと・・・
ジャンルは、年配の方から若い方までの広い客層なので、幅広く選曲して欲しいとのこと・・・
(市長さんや市議さん、商工会議所や警察、消防のおれきれきも出席されるので、それなりの選曲を・・と)
音響のミキシングしてくれる人をできればこちらで用意して欲しい、また、MDが使えないので、それ以外のものを使って欲しいとのこと・・・・

しかも、たった3週間後!

病人とは言え、大事なことなので、今までのようにナイチンゲールのように?優しかった私の態度も顔つきも一変し、眉間にシワを寄せ、いろいろと詳しく話を聞くと、1時間のステージが2回を3日間で、計6ステージ!

また、それ以前の問題で、すすきのの店を3日間休む訳に到底いかず、病院の大部屋にもかかわらず、白熱して議論をかわして周りのひんしゅくをかっていたのでありました・・・・・


to be continued ....
by ururu1123 | 2011-09-12 12:10