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続々々.危険がいっぱい!

高層マンションの上層階から望む、春の陽光を浴びた中島公園の景色は最高だった....

目の保養と言うのは、こういう眺めのことを言うのでしょう(^o^)

振り返ると、J と、この高級マンションのオーナーの娘婿と言う人との間で英会話が弾んでいた。

この男性が、道内にいくつもビルやマンションを持つ、ここのオーナーの代わりに接客している管理者とのことでした。(通訳も出来るほど英語がペラペラ(@_@))

耳をそばだてて話を聞くと、1Kのこの部屋が狭いのが難点だ、だの、駐車場の賃料が高すぎる、だのと言っているJ のぼやきが耳に入り、びっくりして、

「こんな中心部に住むなら、車は手放さないと!」

と口を挟むと、J は苦々しい顔をして首を横に振った。

J はすっかりここが気に入ったらしく、ついでにと、2DKの部屋も見せてもらったあと最上階に住むオーナーの自宅にお邪魔して話を聞くことになったのでした。


最初から想定していたことだけれど、びっくりするほどの賃料だった(@_@)セレブしか住めへん〜

例えワンルームのほうに決めても、前金だけで35万は下らない....

私は、何故この物件で話が進んで行くのか理解出来なかったが、思い起こせば、J と最初に不動産会社を訪れた日に提出した顧客管理シートに、日本語の全くダメなJ の代わりに私が彼の住所や英会話スクールの所在地、収入などを記載した際、「年収450万円」と彼から聞いたままを記入したのを思い出しました....

まだ初給料が出ていないとは言え、就職するときに賃金の取り決めは当然しているでしょうから虚偽ではないはず....


でも、ひとつ気がかりだったのは、6年間も今のクラスで英会話を習っているクラスメイトのKyokoからだいぶ前に聞いた言葉でした....

「外国人講師の賃金などの待遇が悪くて、この6年間で何人も講師が替わってるのよ〜(>_<)」

???

年収450万円がそれほど悪い待遇だろうか....

ボーッと考え事をしていると、や○ざ映画に出てくる親分のような風貌の、このマンションのオーナーが私に話しかけているみたいだったので、我に返った....

オーナーが眼光鋭く私を見据えているので、固まっていると、エージェントSayuri が代弁して私にこう伝えました....

「保証人の件なんですけど、保証会社を使えないらしいので、古川さんが保証人になれませんか?と言うことなんですが....」

「あ、い、いえいえ、私は保証人になるほどの甲斐性がないので....」

小さな声で返事をすると、親分?はますます高圧的な物言いで、

「あんた、この外人さんの友達なんだろう?なんで保証人くらいなれないんだよ。友達なら保証人くらいなってやれるんじゃないのか?友達が困ってるんだから、なってやんなさいよ!」

こうしつこく凄まれたら、気の弱い人なら

「しょうがない....じゃあ....」

と、保証人欄にサインしてしまうのも無理からぬ話....

こう言う輩がいるから、涙ながらに弁護士に助けを求める人が後を断たないのだ!

私は、ムラムラと腹立たしくなり、親分の眼光を跳ね返すように睨み返して、

「私は以前、法律事務所に長く勤務していたので、保証人がどれほど責の重いものか知っています!ですから!保証人にだけは絶対になりませんっ!!」

日本語の全く理解出来ないJ は、火花の散る親分と私の顔を交互に見つめ、「お前たち、怖い形相で何を話してるんだ?」と言う顔をしてキョロキョロしていました(^^;


結局(当然のことながら)、この物件は契約に至らず、私は降りていくエレベーターの中でホッと胸を撫でおろしました....(^_^;)


to be continued ....
by ururu1123 | 2011-11-16 03:28