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続々.ミステリーツアー♪〜ミラノ空港編〜

(妄想シーン)

夢の中で....

私は未だ見ぬローマのスペイン広場でジェラートを食べておりました....

昨夜はイタリアのロイヤルファミリーの主催する退屈なダンスパーティに出席して、ワルツを踊りましたので、とても疲れておりましたの....(*^^*)

初めて食すジェラートのおいしゅうございますこと〜(^o^)これが庶民の味ね〜、オホホ〜

....と、そこへ....

春風がフワリ....と吹いてきて、私は自分の長い髪がジェラートに付きはしないかと心配になったのですが....

そう言えば....

きのうの夜に知り合ったアメリカ人の新聞記者にお金を頂いて、さっき髪をショートヘアーにしてきたのでしたわ〜(*^^*)

しばらくして、遠くからその新聞記者の彼がタッタッタッタッタッ....と、スペイン広場の階段を私の元へ軽やかにかけ上がって来たのでありました....
(映画『ローマの休日』のパロディ)

....................

タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ....

静まり返った空港内を後ろから靴音が響いて来てだんだん近付き、目が覚めて後ろを振り返ろうとするや否や、旋風の如くスーツを着た外国人が私の前に現れたのでした!(@_@)ゆ、夢の中の....し、新聞記者??

寝ぼけ顔で見上げる私の前で、アラフォーくらいの恐らくアメリカ人と見られる男性は、まるでフルマラソンでも走って来たランナーのように、

『ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ........ハァハァハァハァハァハァハァハァハァ........ハァハァハァハァハァハァ』

と、何かを言いかけてはやめ、言いかけてはやめ、時々、腰をかがめて両膝に両掌を置いて、いつまでも

『ハァハァハァハァ....ハァハァハァハァハァ....ハァハァハァハァ』

と、時に心臓に手を当てて苦しそうにしていました....

『な、な、な、何事〜〜(・・;)?』

私はそんなビジネスマンらしき彼の姿をジッと見上げて、何を話し出すのか黙って待っていました....


....ようやく、息が整ってきて、彼は

『ハァハァハァ....そ、そのカバンは....あ、あなたのもの?ハァハァハァ....』

訛りのない流暢な英語で訊ねてきたので、私は首を横に振りながら、

『N〜o』

と、無表情に答えました....

彼は、ようやっと息がすっかり整ったので、今までの沈黙が嘘のように、ガバッと床にひざまづくと、めちゃくちゃ早口の英語を話しながら、私の隣の席にあるアタッシュケースのダイヤルキーをクルクルと手際よく回すと、ガバッとカバンを開き、より一層早口で中に入っているものの説明をし出しました....(・・;)


『このデジタルカメラはかくかくしかじか、この小型のビデオカメラはかくかくしかじか....』

他にも重要と見られる多くの書類の説明を延々とし続けた....

洗面道具や高価な貴金属、パスポート等は何も入っていないように見えたけれど、とにかくこのアタッシュケースの中身が、ビジネスの上で重要かつ重大な品々であることは、彼の必死の形相で見てとれた....

新聞記者?のアメリカ人の彼はひとしきりカバンの中身の説明をしたあと、王女?の右手を取り、両手で包み込むと、両膝をついたまま

『Thank-you,thank-you....thank-you 』

と、真剣な眼差しで私を見つめ、繰り返したのでした....
(まだ夢の続きかしら~(・・;))

彼はどれ程の長い距離を全速で走って来たのか....

彼の掌は汗ばんで熱くなっていました....


その頃、王女?の私は、英語から長く離れていた上に、普段はコテコテの備後弁しか話していなかったので、彼の早口の英語もほとんど聞き取れず、私も気の利いた言葉がとっさに出て来なかったので、思わず

『じゃろ〜〜?!おっかしい思ぅとったんよ〜〜(-_-;)気ぃつけんさいよ〜』

と、答えてしまいました..._(^^;)ゞお、王女なのにから〜

当然、意味が通じた訳もないと思うのですが、意思は通じたようで(ホンマ?(^o^;))彼は名残惜しそうに私の手を離すと、アタッシュケースを持ち上げて、私の方を振り返り振り返りしながら、また旋風の如く全速で走り去っていきました....


私は、寝起きだったこともあり、最初はなにがなんだか理解できずにいましたが、時がたつにつれ、

『Oh, my god 〜〜( ̄▽ ̄;)アタッシュケースをイスに忘れた~〜〜〜〜!
絶〜〜〜〜対、盗まれているに違いない〜〜!(>_<)
....と思ったその自分の置き忘れたアタッシュケースを見ず知らずの日本人の旅行中の女子が守っていてくれた〜〜〜(ToT)えーん、ありがとよ〜〜』

と、言うところだったんだろ〜な〜と想像しました...._(^^;)ゞイヤー、ただ何となく隣の席に座っていただけなのにから〜

................

トラブルに巻き込まれるかどうか....と言うことは、時として、天国と地獄ほどに差のあることなのでしょう....


そうそう、そんな紙一重の出来事が次の日のローマでもありました....

その話もまたいつか....


to be continued 〜〜(^o^)/~~Have a nice weekend ♪
by ururu1123 | 2012-05-12 12:23