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続々々々.オイスター君にヒット〜(^o^)/

もうみんな、前夜に大宴会をした部屋で賑やかに朝食を食べていたので、誰も使っていない広い洗面所で鏡を覗き込むと…

2日前の東京日帰りの仕事と寝不足、(騒音による)ストレス、多少の二日酔いの為か、顔色が良くない気がしました…

でも、この時は今より14年前…

私は『鉄の女』と言われるほど(故サッチャーか!(゜゜;)\(--;))屈強な女子だったので、これくらいの疲れはなんとも思っていませんでした…

顔を洗い、UV対策だけはちゃんとして....

キッチンで熱いコーヒーを入れると、マグカップを持って『合唱団のみなさん』の輪にふてながら加わりました....

「おはざーす...(-_-)」

「どしたん?酒井さん?なんか青白い顔色しよるけど、具合でも悪いん?(・・;)」

「いや…ただの寝不足…(-_-;)&ストレス」

そう言いながらコーヒーをすすると…目の前にIriさんが座っていたので…

「あ....Iriさん〜、ゆうべ、何か夢見とった?
職場で仕事しょる夢とか…(^_^;)」

「は?夢?(・・;)見とらん思うけど…覚えとらんわ〜_(^^;)ゞワハハハ
それがどしたん?(・・;)」

「あ....いえ....覚えとらんのならええです....(^o^;)」

私はテーブルの上にあったパンやバナナなどの果物を一口二口食べたけれど、何だか食欲がなかったし、昨晩の『Iri劇場』の話を身振り手振りを交えて面白おかしく話す元気もなかった…


そのうち....

大学ヨット部のみんなが艤装をし出したので、社会人セイラーも銘々にマグカップを片付け、研修所から出て艤装を始めました。

私は最後にノロノロと荷物を片付けて、温暖な瀬戸内地方とは言え、零下に近い気温なので、ドライスーツの下に着るアンダーウェアを何枚も着込み、風邪をひかないようにしました。

外に出ると、眩しいピーカンのいい天気で、風も風速2,3m/sの軽風だったので、軽量の体格の私にはベストのコンディション!(^o^)

風にはためいているセイルを見ると、急にアドレナリンが出て、瞳孔がカッと開き、ムキムキのデビルマンか何かに変身するようなそんな気分になっていきました。

艤装を済ませ、ドライスーツを着て中の空気を抜き、真空の状態にしてスーツが身体にピッタリと張り付くと、もう現役の頃に戻ったような気分になりました。

頭の中には『勝つ』ことしかありませんでした!

通常、公式のレースでは、男女や年齢、ヨットのクラスごとに分けてレースをするのですが、この初夢レースはお遊びの草レースなので、全部ごちゃ混ぜでレーティング(ハンディ)を採用して結果を決めました。

ちなみに大学ヨット部員はオープン参加と言うことで、順位には入れないことになっていました。


現役を引退して3年…

もう時々しかヨットに乗っていなかったけれど、さすがに身体が勝手に動いて操船していました。

国体や全日本選手権ではスタート前に胃炎になりそうなほど、スタートをバッチリジャストで切れるようにカリカリカリカリしていたものですが…

この度はもう『命を賭けたレース』でも何でもないので、リコール(スタート時のフライング)しようが失格になろうが、楽しく走らせられたらいいや…と、思っていたので、反って肩の力が抜けてジャストのスタートが切れ…

風も男性陣には物足りなかったようだけれど、軽量の私はオンデッキ、時々ブロー(少し強い風)が吹いて、ハイクアウト(身体を艇の外に乗り出して体重をかける)して艇をキープフラット(水平)にするベストの風のコンディションだったので....

終始ダントツのトップ!

そして....ナ、ナ、ナント〜〜!(@_@).。o○

現役の男子セイラーをも押さえ、優勝してしまったのでありました〜〜!\(^o^)/


to be continued ....
by ururu1123 | 2013-04-09 23:15