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続々々々々.医療通訳

Aliと私が診察室の椅子に座るや否や、Dr.はレントゲン写真の説明を始めました。

「骨は大丈夫ですね〜。
おそらく、ささくれを剥いた時にばい菌が入り、『ひょうそ』と言う症状になってしまったのでしょう。」

うー、「ひょうそ」が訳せない〜〜(^◇^;)💦

と、心の中で焦っていると、Dr.は

「私は整形外科なので、このあと、形成外科・皮膚科の先生に診てもらえますから、そちらから処方箋が出ると思います。
また、前で少し待っていてもらえますか。」

通訳もままならないままに、診察室の前で待つことになりました。

整形外科、整形外科❗️

「へー、Orthopedic surgery って言うんだ。 形成外科はPlastic surgery (^◇^;)
skin doctor(皮膚科の先生)に診てもらって処方箋を出してもらうことになるみたいよ。」

えーと、処方するは「prescribe」処方箋は「prescription」か。思い出した(^◇^;)

そしてまた数分待って、違う診察室に呼ばれると、30代半ばくらいの元気のいいDr.に診察してもらいました。

そして、さっきの整形外科のDr.の時と同じく、ひょうその説明を少し細かくして、薬の説明を始めました。

何でも、抗ウィルスの抗生剤を飲み薬と塗り薬の2種類、抗生剤は1日3回食後3日分、塗り薬は1日1回塗布して、カットバンを取り替えてください、とのこと。

「痛み止めは、ロキソニンを出しますが、胃薬と一緒に飲んで、最低でも4時間はあけてください。」

実は、(私が)今年の元旦に歯科の救急外来にかかり、その話をアカデミーでスピーチしたり、LucasやAliにしていたので、抗生剤はantibiotics、痛み止めはpainkillerと、すぐにスラスラと出てくるのですが、「塗布する」が出て来ない💦

とりあえず、Put cream antibiotics on your finger.

と、Aliに言って、十分通じたのですが、気になったので、診察室を出てから電子辞書を調べてみると、塗るは「apply」を使うらしいΣ(゚д゚lll)へー❗️
(普段、applyは「申し込む、適用する、応用する」と言う使い方しかしなかったので💦)

余談ですが…

Aliの指に塗る抗生薬をapplyしてくれたのは、まだはたちそこそこくらいの若い男性だったのですが…

てっきり、なりたての「看護師」さんだと思っていたら、「本物の」Dr.が、

「研修の先生、ちゃんとできますか?
ただボヤッと見てないで、テキパキ処置して下さいよ❗️」

と、叱っていたので、看護師さんではなく、研修医の先生だと言うことがわかったのでした(^◇^;)

彼は手先をブルブルと震わせながら、Aliに絆創膏を貼っていました(^◇^;)あーあー、1枚ムダにしてから〜、不器用やね💦

通訳1年目の私も、心の中で、

「頑張って、いいDr.になってね〜〜(≧∇≦)」

と、エールを送りました。

そんなこんなで、処方箋を出してもらい、隣のpharmacy(ファーマシー)で薬を受けとると、1時間半くらいで有料駐車場から出ることが出来たのでした。
(ちなみに、全額ではありませんが、駐車券を病院からもらいました(^o^))

このあと…

「Ali、なんか少し食べて、すぐ薬を飲んだ方がいいよ。」

と言って、ファミレスに連れて行き…

次の日の某国のツアーアテンドの仕事の為の英語の準備を、2時間みっちり手伝ってもらったのは、言うまでもありません(≧∇≦)

備えあれば、憂いなし

これらの準備がそれからこんなにも早く功を奏するとは…

神様でも予知出来なかったでしょう…


to be continued…



by ururu1123 | 2017-04-18 14:10